株式投資を始めると、聞きなれない単語や略字を目にする機会が自然と増えます。
日経平均、TOPIX、ダウ平均にS&P500、PERやPBRなどなど・・・。
私も投資を始めた頃は何も分からない状態でしたが、7年の経験を経て少しづつ理解が進みましたので、自分の知識をまとめ、復習も兼ねてブログで少しづつ説明していきたいと思います。
先ず最初は、私が毎朝Twitterで呟いている3指数の内のひとつ「ダウ平均」から始めます 🙂
正式名称は「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」です
ダウ平均の正式名称は「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」と言い、アメリカ株式市場を代表する株価指数です。 株価指数とは株式市場での時間的変動(値動き)を表した数値・指標となります。 簡単に言うと、投資家が市場の動き(動向)を確認するための物差しみたいなものですね 😀
この物差しは1896年にダウ・ジョーンズ社が算出を開始しました。 12社を算出対象としてスタートし、1916年に構成銘柄20社、1926年から30社となり現在に至っています。
算出方法は「ダウ式」と呼ばれる「株価平均型」で算出されおり、数年に1度入れ替えが行われています。
ダウ・ジョーンズ社とは
ダウ・ジョーンズ ( Dow Jones & Company, Inc. )はグローバルニュースとビジネス情報を新聞、デジタル、モバイル、ライブイベントを通して提供するアメリカのメディア企業で、1882年 に チャールズ・ダウ 、 エドワード・ジョーンズ 、 チャールズ・バーグストレッサー の3人が出資してニューヨーク証券取引所の近接地に設立したのが始まりのようです。
有名な経済新聞「 ウォールストリート・ジャーナル 」の発行元でもあります。
算出方法(ダウ方式)について
ダウ式の計算方法は株価平均型に分類されるもので、その算出方法は「構成銘柄30社の株価をすべて足して”除数”で割る」というものです。
長い歴史の中で、その連続性を確保するために、銘柄の入れ替えや株式分割、新株発行などが発生した場合、除数を修正する仕組みとなっています。
【例:株式分割】
(分割前)☞A社:$100 B社:$100
除数:2
指数計算=(100+100)÷2
=$100
(A社2分割後)☞A社:$50 B社$100
除数計算=(50+100)÷200
=1.5
指数計算=(50+100)÷1.5
=$100
例の通り、株式分割後に‟除数”が修正されるため、算出される指数は同じとなります。 これにより連続性が担保できるという訳です。
算出を開始した基準日は1896年5月26日で価格は$40.94でした。 2022年11月18日の価格が$33,746ですから、130年弱で824倍になっていますね 😯
2022年構成銘柄:30社一覧
2022年11月現在のダウ・ジョーンズ工業平均株価指数の構成銘柄は上表の30社となります。
アメリカ株式市場を代表する指数の筈なのに”Amazon”や”Google”が入っていません。 株価が高すぎて構成銘柄としてしまうと2銘柄の影響度が高くなってしまうことを懸念しての事だと言われています。 株価を合計して平均を出す指数はどうしても値かさ株の影響度が大きくなりますからね 🙄
ダウ平均の日本市場への影響
世界第一位の経済大国であるアメリカの主要株式指数であるダウ平均は世界経済の体温計とも言えるものです。 よってダウ平均の動向は日本の株式市場への影響度も高いです。
体感では下落時の方が日経平均やTOPIXなど日本の株式市場への連動性が高いような気もしています…。 ダウ平均が大きく上昇しても、日本の指数は元気がない事が多い印象です 😥
毎朝Twitterでダウ平均の最新値を呟いていますので、ぜひフォローしてくださいね!
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